Works 04 — Branding · Project
福山は、世界に誇るデニムの産地です。けれど、その価値が地元の人にどれだけ実感されているか——そう問われると、心もとない。だからこのプロジェクトは、福山産デニムのトートバッグを、市内の新小学1年生全員へ贈ることから始まりました。「人生で最初に出会うデニム」を、この街のものにするために。
Challenge — 課題
産地のブランドは、外に向けて語られることはあっても、地元の子どもたちには案外伝わっていません。誇りは、知って初めて生まれます。福山に生まれた子が、自分の街のデニムを当たり前に手にする。その小さな原体験こそが、産地の未来を支えると考えました。
Approach — アプローチ
3つの工場に足を運び、職人の手元、機械の音、布が織られていく時間を、一つひとつカメラに収めました。きれいな完成品だけでは、デニムの本当の価値は伝わりません。誰が、どんな思いで、どれだけの手間をかけているか。その誇りごと、見える形にすることを大切にしました。
Result — その後に起きたこと
福山産デニムが、地元の子どもたちの日常に届きました。産地の価値を、外向けの宣伝ではなく、足元から育てる試み。職人の誇りを記録した写真は、このプロジェクトのこれからの物語を語り続ける資産になっています。
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